献杯とは 3

献杯が終わるまでは料理や飲み物を口にしない
献杯が終わるまでは料理や飲み物を口にしない

#埼玉県 #久喜市 にある #料亭きのえね です。

献杯が終わるまでは料理や飲み物を口にしない

精進落としや御斎など弔事の会食では、献杯の挨拶が終わるまで料理や飲み物を口にしないのがマナーです。献杯の挨拶前に食事に口をつけるのは、周りの参列者やご遺族に対して失礼にあたる行為となるため、十分注意しましょう。

 

グラスは合わせない

献杯はお祝い事ではないため、代表者の発声があってもグラスは合わせません。その場でグラスを胸の前で軽く掲げ、静かに飲み物に口をつけましょう。また、お祝い事で行われる乾杯の際は拍手や歓声が起こることもありますが、献杯では拍手はしません。

 

献杯の挨拶をする際のマナー

代表者として献杯の挨拶をする立場になった方は、参列者よりもさまざまな点に注意する必要があります。あなたの行動に周囲の注目が集まるため、事前にマナーを把握しておくことが大切です。

故人を偲ぶことを優先する

献杯の挨拶では、故人を偲ぶことを優先してください。献杯は、旅立っていった故人に哀悼の意を表し、あの世での幸せを祈る目的で行われるものです。そのため、献杯時の挨拶では故人に敬意を表して相手を偲ぶ内容や、お悔やみの言葉を中心にするのがマナーです。

忌み言葉や重ね言葉を使わない

献杯の挨拶を行う際は、忌み言葉を使わないように注意してください。忌み言葉とは、不幸が続くことや「死」を連想しやすい言葉のことです。こういった忌み言葉を使うのは縁起が悪く、故人にもご遺族に対しても失礼になるため、配慮してください。また、「次々に」「くれぐれも」など同じ言葉を続ける重ね言葉も、「不幸が何度も続く」ことを連想させて縁起が悪いとされるため、献杯の挨拶では避けましょう。

<次回へ続く>